アメコミはホントに最近ちょこちょこだけど買い始めて、アラン・ムーアは『Vフォー・ヴェンデッタ』しか読んでおらず、『キリング・ジョーク』も洋書しか無かったために、買ってない体たらくだが、この分厚さだったら、『WATCHMEN』の洋書は買わなくてよかったな……きっと話の内容を理解出来ないまま終わるだろう。みゆみゆに『バットマン:イヤーワン』を翻訳してもらってたけど、アレだって、17ページくらいしか進んでないじゃん!!もうとっととなんとなくで読んじゃえ。
それにしても『WATCHMEN』の出だしは最高だ。つかみはOKとよく言ったもんだ。ハードボイルドというか、ミステリーな出だしで、いきなり大人のムード満開。1ページに驚異的な情報量だが、最初の30ページで「絶対におもしろそう!」と思えるくらい、物語の運び方が上手い。さすがアメコミ界のルネッサンス。これ映画はそのまんまやってるみたいだから、映画版も最初から気になる感じに仕上がってるというわけか。
『WATCHMEN』はもう1つのアメリカが舞台になっていて、ベトナム戦争もウォーターゲート事件もケネディ暗殺も出てくるんだけど、ヒーローが居た設定の現代史なので、本当に歴史上起こった事件にヒーローが絡んでて、現実とは多少食い違っている。んで、そのヒーローがさもホントに生きてたように、コミックの中に資料や新聞の切り抜き、誰かに当てた手紙などが入っていて、凝ってるのだが、これ、オレ頭の中に全部叩き込めるのか???いきなりハードルが高過ぎる気がするぞ。しかも『WATCHMEN』の中だけの年表みたいのも入ってて、ものすげぇ細かいぞ!!
読み終わるまでにかなり時間がかかりそうだが、ここはやはり映画を観てから読むべきなのか……うーむ。
WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (ShoPro Books)
- 作者: アラン・ムーア,デイブ・ギボンズ,石川裕人,秋友克也,沖恭一郎,海法紀光
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2009/02/28
- メディア: 単行本
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