新潟のブックオフをかけずり回って。

23日朝
休みで朝からブックオフをまわり、もう、よろっと打ち止めかというくらいアメコミを購入した。ブックオフで買ってるからいいけど、定価で買ってたら恐ろしい値段になってるわけで、やっぱりアメコミは高いよ。さすがに「読んでみようかなぁ」って気軽な値段では買えないもん。洋書のペーパーバックでも1冊1600円くらいだし、ホントに好きな人じゃないとそこまで値段だせないもんね。

ただ、アメリカのヒーローコミックっていうのは、日本とは違って、マーベルもDCも単行本にならない。『ウォッチメン』とか『ロング・ハロウィーン』とか『ダークナイト・リターンズ』ってのは特例で、基本的にはコミック雑誌の形態のままになってる。例えて言うなら、『ドラゴンボール』を読もうと思ったら、当時連載してたジャンプを探さないとダメなわけ。だからアメコミの雑誌はとんでもないプレミアが付くという事らしい。だから単行本が少々高くてもしかたがないというのもあるんだけど。

ここ一ヶ月で探し当てたアメコミは以下の通り。

・『サンドマンニール・ゲイマン
・『デス』ニール・ゲイマン
・『スポーン』1〜10巻
・『X-MEN』1〜10巻、なんと装丁は祖父江慎
・『カーズ オブ スポーン』1と3巻、2巻を探さなきゃ。
・『バイオレーター』
・『マーベルクロス』5冊。小学館が出したマーベルの編集本。
・『スーパーマン/バットマン
・『続・リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』

その内、『ダークナイト・リターンズ』とかも見つけられるんじゃないのかなぁ。

23日昼
『スーパーマン:マン・オブ・スティール』を読む。86年、アメコミルネッサンスから出て来たスーパーマン誕生の物語。バットマンの誕生を描いたフランク・ミラーの『イヤーワン』が飛び切りハードでダークなハードボイルドだったのに対し、『マン・オブ・スティール』は飛び切り明るく、スーパーマンを人間味溢れるキャラとして再生。いやぁやっぱりおもしろい。

その後、『キャプテン・アメリカ』を読む。41年の初回版のリメイク。ヒトラーをぶん殴る表紙から完コピしたものらしい。『キャプテン・アメリカ』を読むと、『ウォッチメン』のコメディアンがいかにキャプテン・アメリカを皮肉ったものであるかがよく分かる。

23日夜
天ぷらを喰らいながら酒をガツンガツン飲んだのだが、泥酔して、寝てしまう。

24日朝
古泉智浩さんの『ジンバルロック』を読む。新潟県在住の漫画家という事で、名前は気になってて、『童貞ソー・ヤング』のイラストを手がけた事しか見た事なかったのだけれど、やっぱり同じ新潟県人として読んでおかないとと思って読んだが、これが無茶苦茶おもしろくて驚く。青春とは童貞臭く、情けないものだというのをハッキリ、ハッキリ提示してくれて、すごく共感する。まさに『ルールズ・オブ・アトラクション』の世界。ぼくのような人間にはたまらない作品だ。というか、こういうボンクラ思想の人は多いはずで、絶対に共感する人がいるはず。

最近古泉智浩さんのブログも読み始めたのだけれど、非常に濃いうえに更新頻度も高くて、読みごたえがあります。是非、マンガもブログも読んでみてください。新潟の片隅から応援するぜい!あういぇ。

ジンバルロック

ジンバルロック