選挙が楽しみで楽しみでしょうがない

選挙が好きである。

特に衆議院解散総選挙が大好きで、ぼくの中ではオリンピックやワールドカップよりも重要な四年に一度のお祭りだ。特に選挙ステーションとか、総選挙の特番が死ぬほど好きで、子供の頃は「なんでどの局も選挙の事ばっかりなんだよ!」と憤慨したものだったが、この歳になると、楽しみでしょうがない。

とは言ったものの、この日記を読んでいただいてる方は分かると思うが、ぼくはちっとも政治の事は分からない。古泉智浩さんとサイゼで飯喰った時も「katokitiさんは政治とかお好きですか?」と聞かれて「あ、全然わかんないっす」と即答してしまったくらいで、日本には何人の政治家が居るとか、衆議院参議院の違いすらイマイチ分かってない状態なんですが(そもそも参議院って必要なのか?)、それでも選挙は毎回楽しみですねぇ。例えるならルールを知らないのに、野球選手が好きという感じでしょうか。

なんで選挙が好きかというと、そこに凄まじいドラマがあるわけですよね。スポーツだと応援してる選手が居たとして、その人が勝ってもぼくには何の利益もないじゃないですか、だから、まだこっちに何らかの利益がある選挙の方が応援しがいがあるというか、モチベーションが全然違うんですよ。ぼくはもちろん民主党を応援してるわけですが(つーか、政権がひっくり返ればなんでもいいよ)、その民主から出て来る人達がまぁ、すごいんっすよ今回。

例えば、長崎2区は久間章生福田衣里子がぶつかります。これはなんでおもしろいかというと、久間さんは29年も政治家をやってる大ベテランなんですが、対する福田さんは28歳で、なんと久間さんの政治家生活よりも若いという、大ベテランと新人の戦いなわけですよ。

久間さんはベテランながらも不祥事と問題発言が多く、「原爆しょうがない」発言で、辞任までしている。福田さんは新人ながらもC型肝炎の原告として知名度もあって、さらに民主党に風が吹いてるわけで、どっちに転ぶか分からないわけですよ!!

神奈川もおもしろい。ぶつかるのは小泉の息子とあいのりの総理。若いうえに歳も近くて、これまたどっちが勝つか分からないじゃないっすか、後、冬しばと田中康夫とか、まぁニュースでも散々報道されてますが、こういう意外性の戦いってのがたまらないんですよね。国取りゲームというか、なんかおもしろいんすよ。

新潟も3区がすごく楽しみで、地盤を築き上げて来た稲葉に対抗するのは、黒岩たかひろ。一回落ちてて、正直、稲葉の地盤を崩せるような感じじゃないと一見思ったんですが、今回は黒岩を田中直紀が援護射撃しているじゃないですか。田中直紀知名度もあって、これまた分かりません。

政治の事を知らないんで、今日初めて知った事ですが、例えば、自民党からベテランが出るとなった時に、あいのりの総理とかC型肝炎の福田さんを出そうとか、そういう戦略立てるのは小沢一郎なんだそうです。いやぁ、一般的な知識として、田中角栄の一番弟子だという事は認識してましたが、三国志で言えば、孔明ばりの策士ですよ!すげぇな!

ぼくは選挙にはかかさず行ってますが、とにかく選挙の一票の重みってホントにすごいんすよ。だから、みなさんにもなるべく選挙には行ってほしいですね。

とにかく30日が楽しみで楽しみでしょうがないので、マジで仕事休んじゃおうかなぁとか考えてる今日この頃なのであった。あういぇ。