今更ブランキーにハマる!
ミッシェルの映画を観てしまったんで、今、当然の如くミッシェルはヘビロテ中なんですけど、その流れでROSSOとかも聞いて、そうなるとブランキーも聞きたくなったんで、ベストを引っ張り出して、iTunesにぶち込みました。
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んで、なんで、そこまでかっこいいと思ってしまったのかというと、コード感なんですね。ぼくは基本的に単音のリフ主体でグルーヴを生むバンドよりも、コード感というか、和音とカッティングとストロークを重視する傾向にあるんです。んで、メロディよりもそっちを重視するようにだんだんなってきてから、ストーンズってかっこいいなぁと思うようになったんですね。だから、ZEPもめちゃくちゃかっこいいと思うけど、それよりもストーンズのコード感の方がどっちかと言うと好みで、『Jumpin'Jack Flash』のイントロとか『Brown Sugar』とかああいう方がグッと来てしまうんです。
んで、何故か分からないんですけど、日本のバンドって和音を好む傾向にないですか?理由は不明ですが、フォークが根付いてるからなのか、結構コード感を大事にしてるバンドが多くて、スピッツはコードとアルペジオだし、くるりもコードを大事にするあまり変則チューニングとかもしてるし、ナンバーガールとかもコード感を重要にしてるように思うんです。ぼくは田渕ひさ子の刺さるような単音のフレーズよりも、向井秀徳の開放弦を多用したストロークとアルペジオがずっと気になってたくらいで、グレイプバインやthe pillows、BUMP OF CHICKENもそうですね。ストレイテナーもすごくコードを大事にして、リフを作ったり、グルーヴを生み出してます。ゴーイングアンダーグラウンドに至っては、単音をキーボードにして、ギター2本はコードとオクターブですからね。ナナナインなんかもコードがすごくキレイで、海外だとオアシスとか、ティーンエイジファンクラブとか、ああいう感じがすごくグッと来まして、基本的に今挙げたのはぼくの好きなバンドですけど、ギターのコードが気持ち良く響いてくるバンドは無条件で好きになってしまうんです。ファンクとかが好きなのも、テンション系のコードとカッティングによるグルーヴ感だからなのかもしれません。
さらにギターの音ですね。ジャキーンとしてるのが好みで、鋭角サウンドと言いましょうか、あまりレスポールの太い感じが苦手で、だから最初にマキシマムザホルモンを受け入れられなかったのはレスポールの単音リフだったからなのかもしれません。あ、今は大好きですけど。ビジュアル系が苦手なのもそれが大きいのかもしれませんねぇ。
ブランキーに話を戻すと、ブランキーのグルーヴのキモはやっぱりベンジーの奏法とグレッチの音だと思うんですよ。それが今更ぼくのツボを突きまくったわけです。あのギターがイントロになってる曲が多数で、あのコード感とストロークは唯一無二ですよね。実際、ブランキーっぽいギターフレーズのバンドってすごく増えたと思いますよ。ミッシェルの『ロデオ・タンデム・ビート・スペクター』はブランキーに似てる曲も多いですし。
んで、ギターの音とスカスカ感がとても気持ちいいんですよ。ジャキーンというより、ガジャガジャした音と言えば分かりやすいと思うんですが、あまり歪ませずにガジャガジャした音に、あのコード感。ぼくの中ではこんなかっこいいバンドが日本に居たのか!?というくらいでしたよ。特に『SEA SIDE JET CITY』がホントに素晴らしいんですよ。『ロメオ』や『左ききのBaby』もすげぇかっこいい。『赤いタンバリン』も今聞くと、音数の少なさがとても気持ち良いんですよねぇ。
というわけで、読んでみると、ぼくの死ぬほど嫌いなフルーツポンチのネタみたいになってしまったんですが、それでもブランキーの魅力を今更伝えたいと思って、バイト終わりにホッピー飲みながら書いてみたのでした。ブランキージェットシティ、かっこいいです。なんで解散したんだろう。あういぇ。