園山真希絵の「金スマ」出演について雑記


塩谷瞬に二股された「片割れ」である料理研究家園山真希絵が「金スマ」に出まして。

http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/dogatch/2012/05/2-43.html

塩谷瞬絡みのワイドショーは片っ端から録画して見たんですが、その中でも「ミヤネ屋」が一番おもしろくて、まるで塩谷瞬を世紀の大犯罪者みたいに扱ってたんですよ。彼の発言やブログから、どのように二股がバレていったか?などを時系列順に検証し、さらには臨床心理士なるひとに会見のVTRを見せ、彼がどのような心理状態であったかや、人柄などを分析させるなど、ここ最近のスキャンダルでも別格の扱いを受けてるように思いました。「世にも奇妙な物語」のエピソードでニンニクを万引きした主婦が大犯罪者みたいに扱われてしまうというものがありましたが、あれのリアル版を見たという感じですね。下手したら、不条理コントですよ。

特に「なぜいずれバレると分かっているのに、二人の有名人に結婚を約束したのか?」という部分が謎なだけにここまで報道されたのかもしれません。いわゆる動機なき犯罪というヤツでしょうか。

その流れでの被害者の出演とあってすごい楽しみにしてたんですよ。なんつっても、新聞のラテ欄には「新事実が続々と……ミステリーをしのぐ謎解き」なんて書いてたんで、だからそういった時系列とあわせて検証するのかと思ったら、新聞に書かれてるようなことはいっさい出て来ず「私、彼に二股されたけど、強い女で、いろんな男に言い寄られてるし、最初からバカな男と分かってて付き合ってたからぜんぜん平気」っていうのを彼女側から誇示してるだけでした。

再現VTRなんかも作って気合い入ってましたけど、すべて想像の域を超えず、すごく肩すかしを喰らいましたね。一年で8人にプロポーズされたとか、私モテるんです、みたいな「その話、ホントにいる?」みたいなのが多かったですよ。

これって、ひとりの女性としてはかなりマイナスだと思うんです。それだったら端からテレビには出ずに、だんまりを決め込んでるほうが絶対によかった。そもそも、この人だんまりを決め込んでるから、ある意味で大人の女性みたいな扱いだったじゃないですか、それが一気に崩れさりましたね。まぁ、店を出すのに借金5000万があったとか言ってたから、宣伝もあっただろうし、そのスキャンダル部分だけじゃ出演しませんよ、なんて契約をしていたのかもしれません。

塩谷瞬に対して「最初に出会ったときからイメージ悪かった」とか「人にたいしてお礼が出来ない」とか言いながら「それでも彼を食事で更生させたかった」とか、妙ないいわけが多くて、負け惜しみに聞こえました。「恋は盲目」ってことばをこの人は知らないんでしょうか。「ダメな男だったけど、結婚したいくらい好きで好きで仕方なかった……」でいいと思うんですが、逆に冨永愛にも失礼な気がしてきましたよ。

ただ、ひとりの女性としてのイメージは悪くなったと書きましたが、今回の放送はそうとうプラスに働いたことでしょう。

ハッキリ言ってこの人、料理研究家としては、かなり素晴らしいと思います。

隠れ家的な古民家を借りて、リフォームして、その日の気分やお客様の状態にあわせてメニューを決めてそれを出す料理店をやってるんですけど、まぁ出てくる料理が斬新でしかもうまそうなんですよ!片栗粉を使わない麻婆豆腐とかマネしたかったですもん。映画でこういうのを題材にしたものがありましたが、あれを地でいく感じでしたね。ただ、招待制でお客さんは芸能人が多いらしくて、そのへんがちょっと鼻につきましたが……

というわけで、今回の放送に関しては賛否両論だと思いますが、ぼくはあまり良い印象を持たなかったというのが本音ですね。次は冨永愛版も期待したいです。