「高低差ありすぎて耳キーンなるわ!」の元ネタを見つけたと思ったのだが……

注・これから書くことは戯れ言で終わる可能性もあります。ご了承ください。

最近「にけつッ!!」のDVDを借りてきて、何気なく初期の放送から追って観てたらとんでもないフレーズが飛び込んできて驚いた。

それは千原ジュニアの「寒暖差ありすぎて風邪引きますよ」というもの。

これフットボールアワー後藤の「高低差ありすぎて耳キーンなるわ!」の元ネタなのでは??

この「高低差ありすぎて耳キーンなるわ!」はいまやスマートツッコミと称されるフットボールアワー後藤の有名なパンチラインである。他にも飛び切りキャッチーなフレーズがあるのだが、なぜかこのフレーズだけがロンハーの「マジメ芸人GP」で取り上げられ、そこからザキヤマや有吉などが番組の中で強引に言わせようとする光景が見られるようになった。「耳が?耳がどうされました?」 「耳に異常をきたしてませんか?」など。そのイジリかたのバリエーションは豊かであり、本人も「そろそろ高低差は割愛していこう」などと言いだす始末である。

しかし、このフレーズはあくまで派生系であり、プロトタイプがあることはあまり知られていない。

それは同じく「マジメ芸人GP」でのこと。

高低差ありすぎて耳キーンなるわ!というツッコミはいつか試そうと思っていたフレーズであり、そのまえに軽めの例えとして「温度差ありすぎて風邪引くわ!」というフレーズを数回使っていたことを明かした後藤。

まさにこの「温度差ありすぎて風邪引くわ!」は千原ジュニアが放った「寒暖差ありすぎて風邪引きますよ」と酷似しているではないか!

二人は芸歴に差はあれど、同い年であり、さらに千原ジュニアのほうはアメトーークの芸人ドラフト会議にて、一位指名で後藤を選択するほど信頼をおいている。嵐にしやがれでも有吉と三人でお笑い代表としてトークしたりと、共演している光景もよく見られる。ツッコミのフレーズ自体がボケているというのは元々後藤がボケの人間だからだと思うが、フリートークにおいて、このような例えツッコミを自らいれてくる千原ジュニアにたいし、なんらかのシンパシーを感じていたとしても不思議ではない。パクったというのは言い過ぎかもしれないが、恐らく偶然に自然発生的に出てきたことばなのだろう(実際、後藤はそういうフレーズを用意せずに本番に臨むという)。


――――というエントリを書いた。はい。ここからが本ネタである。


実はこれを書いたあとに、ブログといえども勝手なことを書くことはダメだと「にけつッ!!」を見返したのだけれど、借りてきた三枚のDVDを見返して愕然とした。千原ジュニアが放ったとされる「寒暖差ありすぎて風邪引きますよ」が見つからないのである。

たしかにうかつであった。見てるそばからどのDVDのどの回のどの話だったか?くらいはメモすべきことだったのだが、いかんせん見ているときは泥酔してるか、夜眠くなってから寝る前に流してた程度であり、しかも聞いた当初は、へぇこんなこと言ってたのか、後藤の言ってるのより先に出てきてるんじゃんという軽い感想をもっただけで、8割がた聞き流していた。もしかしてこれすごい発見なんじゃないのか?と気づいたのは2日後くらいである。

それから丸々また3時間近くあるDVDを3枚見返したのだが、集中力に欠けていたのか、はたまたちゃんと聞いてなかったのか、その「寒暖差ありすぎて風邪引きますよ」にはお目にかかっていない。もっともっと細かく見返せばいいのだが、途中くらいからもう一回見るのめんどくせーと半ば投げやりになっていて、この暑さもあってか、探すのを諦めた。

借りてきたのは1のディスク1と2のディスク2と3のディスク1(順を追って借りたかったのだが、他が貸出中だった)であり、この三枚のどれかに入ってるのは間違いないのだが、もしかしたらオレは夢を見ていたのか?夢の中でそのフレーズを聞いたのだろうか。

もし、夢の中のできごとだったとしたらそれはそれですごい。よく無意識のうちに「寒暖差ありすぎて風邪引きますよ」というフレーズを生み出したものだ。しかもそれを千原ジュニアが言っていたという設定はあまりにもできすぎている。

というわけで、ここまで長々と書いてきて、実は妄想の産物だったのかもしれないという、いかんとしがたいオチになってしまったが、まぁ、こういうことを書いても成立してしまうのがブログというものなので、ひとつここはご勘弁。そして、この「寒暖差ありすぎて風邪引きますよ」というフレーズについて「聞いたよ!ここに入ってるよ!」と認識できてる方は是非コメントなりTwitterなりで教えていただけると幸いです(要するに探すのめんどくなって他力本願)。

にけつッ!! [DVD]

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