プリンスの新譜など最近聴いた音楽
TVとモンハンで時間のすべてを使ってブログすらまともに更新できてません、すいません。リハビリ代わりに合間合間に無理矢理聴いた音楽の感想を。
Prince 「ART OFFICIAL AGE」「PLECTRUMELECTRUM」
いわずとしれた巨匠、プリンスの新譜。名義違いで二枚同時リリース。ぶっちゃけプリンスってオレの中で気持ち悪い音楽扱いになってて、そのフォロワーである岡村靖幸の方が遥かに好きなんだけど、この二枚はとてもよかった。自分のやりたいこととシーンが求めるものと現代性みたいのが全部融合しているようで普通にファンクやらハードロック好きな人にもおすすめできる。特に「PLECTRUMELECTRUM」の方はレニークラヴィッツやレッドツェッペリンみたいなゴリゴリのリフものが並んでかっこいいです。
Beady Eye「BE」
つい先日解散宣言をTwitterでしてましたが、そんなビーディアイのセカンド。ファーストはロックンロールリバイバルというか、ビートルズ、ストーンズ、ザ・フー、キンクス、スモールフェイセズのような楽曲が乱れ飛ぶ、まさにロックンロールの歴史をこれ一枚で!という感じで、弟くんの本気がついに見られたぞと思ったんだけど、セカンドはやや内省的で歌を聴かせるような方向にシフトしてた。歌い手さんはきっとこれが好きだというだろうが、ソングライティングをするような人は微妙っていうかもしれない。GLAYでいえば、TERUは好きだというだろうが、TAKUROはうーんってなるみたいな。
Oasis「(What's The Story) Morning Glory?」リマスター盤
言わずと知れた名盤のリマスター。ファーストの時も思ったが、ぶっちゃけシングルも全部所有してるオアシス好きにはそこまでの商品ではないと思う。逆にいえば、そういうのを持ってない人は買い。カップリングもこんなに良い曲あるのか?って驚くと思う。元々音が良いアルバムだけに、普通にiPodやパソコンで音楽を聴くユーザーにとってはそこまで新鮮味はないかと。
Led Zeppelin「Led Zeppelin IV」リマスター盤
1、2、3とリマスター盤を聴いてきたが、そのなかでも一番音の違いを感じられるものだった。いや、気のせいかもしれないけど……改めて聴くとやっぱり「4」は驚異的なアルバムというか、これ一枚あったら他の音楽何もいらないだろうというくらいで、ツェッペリンのすべてを表現している気がする。トラッドフォークはより鋭く研ぎすまされ、ハードロック路線は変態性を増した。新しくリマスタリングしたことで角が取れてスッキリした印象も。逆に二枚目のミックス違いはより荒々しく、より攻撃的になったように聴こえて、その違いがおもしろかった。所有してない人、聴いたことがない人は買っても良いと思う。多分腰抜かすよ。
酔っぱらってAmazonを見てたらなかなか安くなっていたので勢いもあって購入。最近ではサカナクションも導入してるバイノーマル録音(端からイヤホンで聴くことを目的とした音の作り方、疑似的な5.1みたいなもので四方八方から音が聴こえる。故にこのアルバムの初回限定版にはイヤホンが特典としてついてきていた)の先駆け。イヤホンで聴くことを目的とした音作りから十数年。スマホで聴くことにシフトしたようなリマスタリングがなされている。ギターの音が控えめになったというか、ロック畑の人が音をいじくった感じじゃないというか。それよりも目的は特典のライブDVDでこれがなかなかよかった。なかなかとしたのはレコーディングミュージックマニアということもあって、ライブでやるとやはり音のスカスカ感は否めないからである。それでもオーケストラ呼んだりして頑張ってたけど。
New Order「Technique」
そもそもロックンロール原理主義者でエレクトロニックを含めた80年代のニューウェーブが苦手だったのだが、その中でもニューオーダーは最近になって聴けるようになり、好きなバンドとしてハードオフで安く見かけたらアルバムを買い集めている(そのていどに好きなのかよという感じだが)。なので聴いてるアルバムが中途半端で間がボコボコと空いてるが、その聴いてきたなかでもこれはエレクトロニックとロックの融合がすごい。しかもポップで分かりやすい。ニューオーダー初心者にはこれをおすすめしてもいいかも。個人的には後期のロック寄りの方が好きだが、これはこれで方向性が分かりやすい。特に一曲目の「Fine Time」のかっこよさ!もう濡れたね。
ドラマチックアラスカ「オーロラを待っている」
ツタヤのレンタルコーナーにて“和製アークティックモンキーズ”として紹介されていたので借りた。アークティックモンキーズというよりは音速ラインやロストインタイムの方が近いかな。いわゆる和物のメロにエモっぽい感じの音像。これよりもたくさん良い音楽はあるけれどぼくは好きですね。しかし、なんで最近のボーカルってやや鼻にかかった、か細い声なんですか。セカオワとかゲスの極み乙女とかカナブーンとか。