個人的に世界で最高のアルバム『ペット・サウンズ』

コジマ電気に行って、いろいろ見てたら…

ペット・サウンズ40thアニヴァーサリー・エディションってヤツが発売されてた!すげぇ欲しい!!!!!!!!!!!

ペット・サウンズ40thアニヴァーサリー・エディション(DVD付)

ペット・サウンズ40thアニヴァーサリー・エディション(DVD付)

前にも書いたけど、マジでビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』は大好きなアルバム。ホントにアルティメットでエヴァーグリーンでマスターピースで…と横文字を並べ立てたくなるくらいなのだが、今回の40周年ヴァージョンはブライアン・ウィルソンにインタビューしたDVDとか、5.1にリミックスしたヤツとか、もちろんリマスターで、ステレオとモノミックスが入ってたりとか、今まで発売され続けて来た『ペット・サウンズ』の中でも究極バージョンで、その究極に見合った金額がついていて、4800円もしやがる…

すげぇ欲しい!!!!!!!!!!!!!!


世の中にはいろんな音楽があるべ?そしていろんな名盤が溢れてるべ?でも『ペット・サウンズ』はその中でも別格っていうか、無敵っていうか、好き嫌いは別にしても『市民ケーン』が金字塔なのは間違いないじゃない?音楽ではそれが『ペット・サウンズ』にあたるっていうか、そういう感じなんだな。

名盤中の名盤で勝手な感想を言わせてもらえるなら世界一のアルバムなのよ。でも、これは大げさじゃないと思う、ウォール・オブ・サウンドだとか、サイケとかもすっ飛ばす究極の音楽。ビートルズにはジョンとポールとジョージ・マーティンがいたけど、『ペット・サウンズ』はブライアン・ウィルソンが1人で作ってる。それもすごい。

ホントにホントにすげぇアルバムなんだよ、音作りから何から、従来のポップソングとは逸脱してるんだけど、それが今聞いても古くないというか、ホントにエヴァーグリーンな輝きを放ってるっていうか、ローリングストーン誌でも偉大なアルバムの2位に選ばれてたり(1位は『サージェントペパー』)今でも抜群に評価は高い。何回聞いても鳥肌立つし、何度聞いても無敵だと思う。

『God Only Knows』なんてあのポール・マッカートニーが大絶賛してて、桑田圭祐もライブで完コピしてる。ボーカルはもう桑田圭祐のまんまなんだけど、バックは完全に再現してて、この完コピはマジで鳥肌立った。

私は今まで『ホワイト・アルバム』とか『バンド・オン・ザ・ラン』とかZEPの『4』とか買い直してきたけど、今回のヤツはマジで…すげぇ欲しい!!!!!!

4800円は高いよー!!!!

ちなみに私はこの9月をあと14000円で切り抜けなければならず、その内の4800円が消えるのは…痛い!だが、この場合何を持ってしてイタいのかもよくわからん。どうしよう!ホントにどうしよう!!!ぐあー!!

でも、オレ『ペット・サウンズ』人生のベスト5に余裕で入るくらい好きなくせに、

モノラル版しか持ってなくて、さらに97年に出たステレオ版も持ってなくてさらに、さらに2001年に出たステレオ+モノも持ってない

やっぱり買いだろ!

今回、残念なのはステレオヴァージョンとモノヴァージョンが1枚になっちゃってんだよな、2枚にわけてくれればよかったのに。

昼飯を喰らった後にコジマ電気に舞い戻って無事に購入。

いやぁ、ステレオ版から聞いてみたんだけど…無茶苦茶音が良い!!!!!!!!!『Wouldn't It Be Nice』の出だしのドラム1発から音がすっげぇ鋭くて、ホントに鳥肌もんだった!こうやって改めて聴くと、音の作り方は『サージェント・ペパー』にめちゃくちゃ影響を与えてる。コーラスやら、音のバランスなんかは決定的、唯一、ストリングスとブラスが入ってるくらいで、あとは全部『ペット・サウンズ』に似てる雰囲気がある。やっぱりすげぇアルバムだ。分かってた事だけど。

よくクラシックを聴くと、その表現として、川が流れてるようだとか、星が輝いているようだとか言うし、実際、それを視覚化した『ファンタジア』なんてもあるけど、唯一ポップソングでそれが体験出来るのは『ペット・サウンズ』だけなんだよね。太陽が海に反射してる感じとか、風とか、夜道とかそういうのを音楽から感じれるんだわ。この音が良くなったヴァージョンはさらにそれを感じる事が出来る。

さらに『ペット・サウンズ』のDVD鑑賞。当時どのような心境で作ったのかとか、ブライアン本人の口から語られてすごく興味深い。特にアルバムの楽曲を1曲1曲解説するのがたまらない。

んで、一番の目当てだった5.1サラウンドミックスの『ペット・サウンズ』を聴く…

す、すげぇ!!!!!!!!!!!!!!!


なんだ!この音の良さは!まるで音楽の波に飲まれていくようだ!センターから聞こえるボーカル、リア、フロント、サブウーファーに振り分けられた音像が部屋全体を覆い尽くし、このまま、一生鳴らし続けたい衝動に駆られてしまう。完璧だ。完璧過ぎる。PCMヴァージョンも完璧な鳴りになってるけど、5.1のインパクトが強過ぎて霞む(笑)『That's Not Me』のドラムってこんなに力強かったっけ?うおー!また新たな発見し放題だよ!モノラルのワントラックに押し込められた音をコンピューター上で分解して、それぞれのトラックにわけ、さらにそこからミックスし直すんだもん、いやぁ、参った。これにはホントにまいっちんぐだぜ!

『You Still Believe In Me』なんてホントに見事に5.1になってたもんなぁ、やばいぞ!これは!

『ペット・サウンズ』の40周年記念ヴァージョンは究極のポップミュージックだ!

マジで買ってよかった!これを作ってくれたスタッフ、そして、ブライアン・ウィルソンありがとー!!!