Base Ball Bear

C

C

Base Ball Bearというバンドを聞く。いいですよ!無茶苦茶センスいい。スーパーカーのデビューアルバムを聴いてるような、それこそナナナインのデビューアルバムを聴いてるような、若いセンスが爆発してる、ホントに才能の塊というか、キラッキラしてる。

BUMP OF CHICKENとかRADWIMPSは最初から才能が特出してたけど、それはバンドとしてじゃなくて、ソングライターのセンス。でもBase Ball Bearはバンドとして、編曲やギターの音、ドラムの展開などすべてがセンス良い。どのパーツが欠けてもだめ、そう言った意味ではストレイテナーと印象が似てる。

サウンドやコード感ってのは誰がどう聞いてもNUMBER GIRLの影響が感じられるしもっと言うとZAZEN BOYSNUMBER GIRLをごちゃ混ぜにした感じもあるが、NUMBER GIRLをちゃんと噛み砕いて、自分の手元にグッと引き寄せてる。ASIAN KUNG-FU GENERATIONWeezerイースタンユースを手元に引き寄せた感じ。

NUMBER GIRLASIAN KUNG-FU GENERATIONを足して2で割った音楽性。『スイミング・ガール』なんてホントになんちゃってNUMBER GIRLって感じで、いかにもNUMBER GIRLが好きですって感じが出てて潔い。ギターのフレーズはホントにNUMBER GIRLの曲からパクったんじゃないか?ってくらいだ。

ブレイクもキメもあって、ドラムは手数が多く、裏打ちのハイハットを多用してるので、変拍子になっても踊れる楽曲になってるのがとてもおもしろい。『ELECTRIC SUMMER』という曲と『祭りのあと』という曲を聞いてもらえれば、私の言ってる事が理解出来ると思う。

音的にはダブな感じが全く無いので、NUMBER GIRLよりもスッキリしてスカスカな感じもあるが、音数が多過ぎる今のロックに比べれば全然いいです。非常に好感触。

藍坊主以来、ついにおもしろいバンドを発掘しました。

だって、この『C』っていうアルバム。。。。

捨て曲が全然無いんだもん!

いやぁ、ついにヘビロテ出来るバンドに出会った。

eastern youthからNUMBER GIRLになって、そこからBase Ball Bearみたいなバンドが生まれて来る。しかし、こうやって互いに影響して、いい音楽が生まれて来るというのは素晴しいですね。