反省なんかしない

Let’s Go

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反省なんかしない
俺はそんなに強くない
うぬぼれた日々をただ想うだけ

――――『反省なんかしない』ウルフルズ

ぼくは基本的にスポーツが嫌いなので、オリンピックが始まっても、「あ、そう」という感じなのだが、連日連夜報道されてるのは上村愛子さんが惜しくも4位だったというのと、国母とかいう男がユニフォームをきちんと着なかったことで抗議が殺到しているというニュースだ。

前者は母と子の絆というキーワードで感動的に報道され、後者はそれこそ犯罪者のように扱われている。ぼくはこの後者のニュースを最初に見たとき、ホントにどうでもいいと思った。むしろ、「え?なんでそんなに怒っているの??」というのが率直な感想だ。

怒ってる内容を聞くと、私服ならまだしも、ユニフォームを着崩してることが問題になってるらしい。

ちょっと待て!それ、そんなに悪いことなのか???

ホントになんか怒ってるみなさんに対してもうしわけないのだが、国母という選手は大麻を吸ってたわけでも、ステロイドを打ってたわけでもなく、ましてや、ドーピングをしたわけでもない。彼はユニフォームを着崩してただけである。なのにもかかわらず、なぜそれがそこまで叩かれてしまうのだろうか。

しかもよく見たら、ユニフォームを着崩してるよりもドレッドヘアーや鼻ピアスの方が目立たないか?むしろそっちはアリで、ユニフォーム着崩しはダメなのか?まったくもって分からん。

この問題はその後の会見でさらに火が付くことになる。国母選手は会見で「反省してま〜す」と反省してない態度で言い放ち、さらにその前に舌打ちをかましたあと「うるせぇな…」と小声でつぶやいてしまった。これが「反省してる態度じゃない」と大問題になり、抗議のメールやら電話が死ぬほど行ったそうである。

いやいやいや!!なんで!?だって、悪い事してないんだから、反省する必要なくないか?むしろ、国母選手がとった行動はぼくからすればとても健全だし、むしろ、嘘くさい反省をされるよりも好感を持ってしまったんだが。普通は悪いことしたと思わなくても世間体にあわせて反省した態度を取るわけだが、それこそ反省なんてしてないわけで、なんかそれを見てもぼくはムズムズする。それだったら、今回の国母選手のように堂々と世間にケンカ売るくらいのことはした方がいい気がする。

もう、ここまで来たら、国母選手には金メダルを取って「おら!メダル取ったんだから文句ネェだろ!ばーか!」くらい言い放ってほしい。キミは悪い事はしていない。反省なんかするな!

それにしても、今回の件でぶちキレてるやくみつるはなんなんだ?亀田選手の時もそうだったが、やくみつるは礼儀とか、態度とか、品格とか、しきたりとかにすげぇうるさいんだな。チンピラみたいなナリしてるくせに。