2月20日、新潟でもミッシェルの映画やるよ!


もう10年以上前になるだろうか、WOWOWフジロックを見ていたら、細見の黒スーツをまとった4人組があらわれた。そのライブパフォーマンスにぼくは圧倒された。スーツを買う時は絶対に黒にしようとその時に決めた。すぐにそれを観たあとにCDを買いに行った。何度も何度も聞いた。横浜アリーナのスタンディングライブには当然行けなかったけど、その後に出たライブビデオは当然買った。その後の1万人のスタンディングライブイベント「音楽と髭達」に行って『スモーキン・ビリー』で叫んだ。6枚目のアルバムからサウンドが変わり始めて、ちょっとだけ戸惑ったが、その後にテレビで見た『デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ』で惚れ直した。インスト曲なども作り始め、音楽的にどんどん変わっていったと思ったら、唐突に解散した。

――――ミッシェル・ガン・エレファントは当時、日本最強のロックンロールバンドだった。高速のカッティングとキャッチーなメロを武器にブルースに根付いた古き良きロックンロールを当時の音楽シーンに叩き付けた。そのグルーヴのキモとなっていたギターのアベフトシが急逝したことで、そのサウンドは永遠になった。そしてアベフトシ追悼企画と称してミッシェル関連の作品がまたいろいろと発売されたり映画が公開されたりしたのだが、なんときたる2月20日に新潟でも2週間限定ながら公開されることが決定した。

すごくショックだったのだが、ぼくの職場の若い子たちはミッシェルをまーったく知らないのであった。そりゃ当然っちゃ当然なのだけれど、ある世代にはカリスマバンドだし、その後のフォロワーもまったく生まれてないくらい唯一無二のサウンドだったので、だまされたと思って是非映画を観にいってほしい。まぁ、すぐにDVDも出るらしいけどね。とりあえずおすすめ曲をいくつか挙げるので、ピンと来た方はすぐにCDをゲットせよ!あういぇ。


http://www.youtube.com/watch?v=3MflL7YAQeI
『ブラック・タンバリン』パブロックだとかガレージロックというカテゴリーに入るのだろうが、このサウンドは当時衝撃的だったんじゃないかなぁと思う曲。


http://www.youtube.com/watch?v=d1BHKIzRxJc
マングースアベフトシのカッティングがいかに重要だったかを示す曲。『チキン・ゾンビーズ』の3曲目にして衝撃的なロックンロール。


http://www.youtube.com/watch?v=9d8guiRi7Hk
リボルバー・ジャンキーズ』個人的にミッシェルで一番好きな曲。ライブで観た時、あまりのかっこよさにしびれた。


http://www.youtube.com/watch?v=xjFM5J55WDY
『ダニー・ゴー』ミッシェルで歌メロが際立ってる名曲。ライブの最後の方にやっていた印象。これ聞くと泣きそうになる。マジで。

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