SMAP×FNS 27時間テレビを全部観た

27時間テレビを全部見たので感想を箇条書きに。

・オープニングの生前葬は中居くんにメンバー脱退のときの心境、キムタクに視聴率は気になるか?、つよぽんとゴローちゃんには事件のときの心境、しんごちゃんにはまことしやかにささやかれているSMAP解散について、それぞれ質問し、それに答えるという衝撃的な演出で大変よかった。


めちゃイケとの本気の水泳大会は片岡飛鳥が岡村に「笑いは取らなくていい、勝つだけを考えろ」と指示した通り、誰もがSMAPが勝つという図式だっただけに、ちゃんとめちゃイケサイドが勝っただけで「おもしろく(この場合は笑えるではなく、インタレスティングという意味で)」なってた。しかし、これでSMAPの誰かが坊主になっていたらもっとおもしろかっただけに残念。最終的に五人同時の土下座が見られたが、まぁあれはあれですごいことなのかもしれん。


SMAPドラマは「SMAP解散」のニュースが本人の知らないところで、わりと本気で全国を駆け巡ったとき、彼らはどう対処し、どう発言するのか?についてのシミュレーションを見ているようだった。「古畑」でいうところの「消えた古畑任三朗」テイストであり、フェイクドキュメンタリーといってもいいかもしれない。しかし、リアリティを突き詰めた結果、おもしろさはゼロに近かった。むしろ途中で飽きた。オチはほぼほぼ完璧だったように思うが、これはオレだけが言ってるかもしれない。


・27時間ナショー。正直「SMAP VS 芸能レポーター」はどうでもよかったが、香取慎吾の「いままで解散かな?みたいなのは何回かありましたよ」発言が大変素晴らしい。ここだけでも見る価値がある。あと生前葬について改めて触れたのもよかった。もっとメンバーの発言があってもよかったかな。松本人志が手応えないわーといってたのもわかる。しかし、松本人志SMAP評がオープニングの太田と一致してるのがおもしろかった。


・さんま、中居の今夜も眠れない。ネットでも話題になっていたが、キムタク深夜の大暴走が大変素晴らしかった。彼は福山雅治にでもなろうとしているのではないだろうか。思わずさんまが心配するレベルだった。攻めてたなー。しかし、さんまが「キムタクって本来ああいうヤツやねん」と言ってたから、普通の男と同じくらいの感覚をもってるんだろう。


・キスマイはいかに女子を胸キュンさせるワードをいえるか?という企画。元々やってるのかな?キムタクはさすがの貫禄。中居くんに恋愛ドラマは無理だということがわかった。こういうのって適正がちゃんとあるんだわ。誰だよ向き不向きはないとかいう本だしたのは。大島優子がよかった。キムタクと絡ませてあげたかった。


・めざまし朝風呂。ダチョウ倶楽部登場でまさかのキムタク熱湯風呂。クオリティは低く、ごちゃごちゃして何が起きてるかわからなかったものの、キムタクが熱湯風呂をするというのが貴重。ちゃんと「どうぞどうぞ」もやってた。


・全国のSMAP大会。3時間半もあって途中で飽きた。しかし、新潟は頑張ってたよぉ!よくやったぞ!新潟!


・逆ビストロ。普通に料理がうまそうだった。中間地点なのか、SMAPも軽く振り返るようなことを言っててよかった。


・いいとも以来のタモリとの対談。これが実に素晴らしい。タモリという独特の空気感を持つ人とスーパースターであり続けるSMAPの対比!!27時間テレビ史上カメラが回ってる間に司会が寝てしまうという衝撃の演出。それもこれもタモリのなせるわざ。しかし、SMAPよく食べるな。


・さんタク。微妙。超微妙。


・「未定」ガランとしたスタジオにSMAPを放置するという実験的な企画。言ってみりゃ、スマスマのエンディングトークみたいな感じだったけど、まぁおもしろかった。途中のドッキリはいらなかったかな。


サザエさん。スルー。


・45分ノンストップライブ。圧巻。圧巻のひとこと。途中で中居が立ってられないくらいの過酷さ。限界をとうに超えていた彼らの鬼気迫るパフォーマンス。それでも「ふがいない、ダサイ、かっこ悪い姿を見せてしまってもうしわけない」と謝る中居くんに感動。これには賛否あるだろうが、正直、勇気もらったっす。


・スタジオに移動からのグランドフィナーレ。時間的なアレもあっただろうが、有名人からのメッセージは歩道のお客さんがいなくなってからかけてもよかった。というか、元々は静かになってから聞かせる演出だったのだろう。ファンの声援でかき消されたとこもあったんじゃないかなぁ。明石家さんまがマジメにコメントしてたのに。惜しい。あとで録画とか彼らは見るのかな。


【総評】SMAPに頼り過ぎであるとか、劣化がどうしたとか、いろいろ言われているが、個人的にはここ数年の27時間ではかなり良い方だったと思う。改めてSMAPの良さを見せつけられた、そんな感じだ。何よりもキムタクの好感度が一気にあがった。彼はバラエティはわりとガチで取り組んでいてその姿勢は好きだったのだが、いつもの何十倍もガチだった。