9mmを聴きましたよ。

5日夜
仕事終わって帰って、リビングに行ったら妹が録画してたMステを見ていた。なんとそこに9mm Parabellum Bulletが出ていた。

ぼくは9mmの楽曲をまともに聞いたのはこれが初めてで、ちゃんと聞こうとも思わなかった。

そもそも、ストレイテナーしかり、マキシマムザホルモンしかり、ラッドウインプスしかり、こう、微妙にロックが好きな若者が好んで聞くバンドに馴染めた事がない*1。もちろん好きな曲もあるけど、そこまでのめり込んで聞けないというのが正直な感想だ。そのために凛として時雨とかもあまり聞く気がしないのだ。いろんな人に聞いた方がいいとは言われるのだけれど、、、

さて、昨日の9mmだが、ぶっちゃけかっこよかった。『Black Market Blues』という新曲だったのだが、いやぁ、唯一無二というか、これが売れてて、人気があるというのは、すごく良い事だと思った。

『Black Market Blues』を聞いて一番最初に驚いた事は、この曲、16ビートなのである。

ぼくの中の持論で、16ビートはロックでなく、ポップであるというのがある。だから16ビートを多用するミスチルはポップだし、スピッツも『スターゲイザー』や『ロビンソン』『青い車』なんかはポップソングになる。アメリカンポップスを下地にしながら山下達郎が馴染めなくて、大滝詠一が好きなのも、前者は16ビートが多く、後者は8ビートが多いからなんじゃないかなぁとなんとなく思ったりもしている。

『Black Market Blues』をバラバラに解体すると、ドラムは裏打ちのハイハットがメインでしかもツーバス、ブレイクが多く、ギターリフに引っ張られるような変拍子もある。普通にリズムを刻めばポップソングになるはずなのだが、ロックミュージックでしかあり得ない曲展開によって、ポップになりやすい要素がロックになっているのが分かる。

ようつべに「黒猫のタンゴとテトリスみたいな音入ってるよね?」ってコメントしてた人が居たが、これすごく言い得て妙で、スパニッシュでアラビアンなギターリフがおもしろく、大塚愛のなんちゃって沖縄音階がアホらしく聞こえるほどに、マッチしている。

そして、『Black Market Blues』は歌謡曲のようなメロディだ。恐らく、テンポをグッと落として、アレンジを変えれば森進一が歌っても違和感のない曲になるだろう。それほど、日本的な日本人好みのメロディを歌っている。

ぼくはあまり最近のロックミュージックに興味が持てなかったのだけれど、9mmはなかなかかっこいい。ちゃんとアルバム聞こうと久しぶりに思ったバンドになりましたよ。

あとビルとハンが亡くなりましたねぇ。びっくりしました。立て続けにクンフー界の重鎮が亡くなるとは、なんか不吉な予感がします。

ぼくの中でキャラダインと言えば、『デスレース2000』です。そういえば、キャラダインは亡くなるとき、オナニーをしようとしてたらしく、それが事故に繋がったとかなんとか、72歳にして、死因がオナニーってのもなかなか、、、

http://www.afpbb.com/article/entertainment/news-entertainment/2608961/4231903

6日朝
サニーデイ・サービスを聞きながら、アンパンを喰らい、すべらない話を最初から一気に見続ける。今日は14時から仕事でい。あういぇ。

*1:しかもラッドウインプスは好きになれない、嫌いでもないが