「SHOWCASE!! in NIIGATA LOTS」に行って来ました。
なんか、オーディション形式のライブらしいです。ぼくもよく分からなかったんですが、新潟出身のソングライターである小村方駿さんに「見ていただきたいので来てください」と言われたので、しれーっと行ってみました。
出演者は以下の方々ですが、この内の数組は三年前のイベントで見ていたので、知ってる人も多かったのがよかった。
超薄荷(スーパーメンソール)
蒼
小村方駿
RELIC ARCHIVE
Frog in the house
MYSTRENGTH88
カナデフウビ
ちなみに前回のそのイベントのレポートがこちら
14時過ぎに行ったのだが、いきなり受付であたふたあたふた。この時点で不審者だ。会場にしれーっと入ったのだが、ライブだからドリンクくらい売ってるんだろうと思ったのが甘かった。ビールが無いじゃないか!バカやろう!しらふでライブなんか見てられるかってんだ!ファック!しょうがないので歩いて原信まで行ってビールを購入。
かるーく、ラガーの香りをふりまいて、友人とライブを見た。個人的に気になったアーティストの感想を。
一番最初に出て来たのは超薄荷(スーパーメンソール) という新潟で活動しているスリーピースバンド。淡々とルートを抑えるベースに開放弦を多用した高音のギターがおもしろかったが、特筆すべきはドラム。ものすごくガタイの良い人が叩いていたのだけれど、一発が重いタイプのドラムで、手数は少ないものの、音の粒立ちがよく、ディスコビートな曲になったとたんにドラムが跳ねた。そこは評価出来ると思った。
三番目に出て来た小村方駿には正直驚かされた。実はこの人のパフォーマンスを三回見てるんだよ、ぼくは。今日で四回目。
ギターのコードがおもしろくて、いわゆる普通のコードブックに乗ってるようなコードを使わないで曲を構成するっていう印象があったんだけど、ただ、曲調がゆったりした聞かせるタイプの曲に比重を置いてて、もしそういう「聞かせる」タイプのものだけだったら、まぁ、他にもいっぱいいるからなぁというスタンスだったんだけど、ハッキリ言って今日はやられたね。
だって、一曲目からテンション系のコードとリフでガンガン攻めるアコースティックファンクなんだもの。
山崎まさよしとかスガシカオがすごいのは、こういうワンコードな曲に美メロをのせることなんだけど、ちょいヒネリが効いてて、ハッキリ言ってやられたよね。
もちろん二曲目も三曲目も申し分なかった。つーか一緒に観た友人も興奮してたよ。うまいねぇ!よかったよねぇ!って。
RELIC ARCHIVEは演奏がやっぱりバツグンだった。後半何故かディスコっぽくなる曲は元々知ってたんだけど、生で聞くとやはり良い。
新潟でも人気だったMYSTRENGTH88は最初に見た時に演奏はうまいんだけどなぁ…っていう印象。確かにボーカルには圧倒的な華があるんだけど、ストレイテナーの影響がモロだなぁってのがあって
↑この曲なんてもろ“TRAIN”だし。あと“The Remains”みたいな曲もあって、それでいてバンドは洋楽指向でメロに良い意味での粒立ちがないから、どうなんだろうと思ってたら、今回は違ってたね。かっこよかったし、うまかった。特にリズム隊がソリッドになってた。ドラムの手数がめちゃ多くて、ベースも太かった。チョッパー弾きをリフに使ってた一曲目がかっこよかったな。
カナデフウビは……もう新潟ではある程度有名だからいいっしょ?
ぶっちゃけですよ。オーディションが終わった後は、ぼくは正直な話。MYSTRENGTH88が一位かなぁとなんとなく思ってたわけですよ。だって、こればっかりはしょうがないじゃないっすか、本命だったわけだし、パフォーマンスも非常によかったんですよ。ただ、音楽性とかで好きなのは小村方駿の方ではあったんだけど、まぁ、難しいかなぁと思ってた。
レコード会社の人が壇上に出て来て、グランプリ発表した時に驚いたよね!
「グランプリは小村方駿さんです!」
おおー!!おっさん!ちゃんと見てるやないかい!
というわけで彼が再び新潟を訪れた時は酒を飲み交わして、TENGAをプレゼントしてあげようと思ったのであった。おめでとー!あういぇ。
今日紹介したバンドの音源が聞けると思われるサイトをリンクしておきますので、興味ある方はどーぞ。
超薄荷 http://www.myspace.com/tyouhakka
小村方駿 http://www.myspace.com/komurakata
RELIC ARCHIVE http://www.myspace.com/relicarchive
MYSTRENGTH88 http://www.audioleaf.com/mystrength88/