コロンビア戦にちなんで、オアシスの『コロンビア』を

今日は運命のコロンビア戦でした。朝から応援していたみなさまおつかれさまでした。ぼくみたいな超絶にわかでもガックリきたくらいなので、現地に行ったり、パブリックビューイングに集まるほどの熱狂的なみなさまは悔しい気持ちでいっぱいだと思います。恐らく仕事にならなかったのではないでしょうか。

いやぁもう相手チームがあざやかで、完膚なきまでに叩きのめされましたね。最後とか笑うしかなかったですもん。なにがすごかったかって、あんだけギャーギャー言ってた松木安太郎が3点目決められてからシーンと静かになったこと。いや、というよりも実況席がどんよりしだして、ちゃんと仕事してたのはアナウンサーだけという状況。それくらい全員が悔しかった。最近わかったことなんですが、サッカーというのは格下のチームが格上のチームに勝てる可能性があるスポーツなんですよね。だから余計に悔しさがあったことでしょう。実際代表メンバーはもちろん勝つ気でいた。しかし………まぁ、それにしてもコロンビアは完璧だった。これが日本だったら……という気分でした。それにしても気持ち良いくらいやられましたな。

ゆずの「きっといつか夢をつかむその日までー」っていう歌がCMでかかってて、あけて番組がはじまった瞬間に川平慈英が「厳しい現実を突きつけられました。これが現実です。受け止めましょう」っていったのには笑った。どんなタイミングだよ。

いやいや、こんなトーシロの感想なんてどうでもいいんですよ。今日はそんなコロンビア戦にちなんでオアシスの『コロンビア』という曲を紹介します。

『コロンビア』はこないだリマスター盤が出たファーストアルバムに収録されてる曲で、今ひとつ地味かもしれませんが、マッドな『ラブ・ミー・ドゥー』って感じでオアシスにしては珍しくスリーコードで構成されてるシンプルな楽曲です*1

Twitterでツイートしてる人がいて、思い出したくらいなんですが、歌詞を読んでビックリしたんですよ。

もちろん訳されたものは言葉のチョイスなどそのまんまで違和感がある部分があるので、勝手に超訳します。

あの境地にいたはずなのにいまはこんな心境
困惑するようなことばかりさオレにとってはすべてが混乱して見える
あの頂点にいたはずなのにいまはこんなドン底にいる
混乱するようなことばかりさオレにとってはすべてが困惑して見える


でもオレの本音を売るなんて真似はできない
だってオレが抱いてる想いってのはかつてなかったものだから
いやオレの本心を売るなんて真似はできない
だってオレが抱いてる想いってのはかつて経験しなかったものだから


オレがかつて聞いた噂はまったくのウソだったし
別世界への指標が見えても肝心のところで見失ってしまう
オレがかつて聞いた話はまったくの作り話だったし
別世界への指針が見えても肝心のところで見失ってしまう


とんでもない混乱、君まで困惑させてるかい?
すごく奇妙な話だけど 君たちをダマす気はなかった


これ読んでもらってわかるように、今日の試合内容と試合に出てた本田選手の心情を予言したかのような内容なんですね。

恐らくノエル・ギャラガーとしては『ロックンロール・スター』のその後みたいな感じで妄想して書いたと思うんですが、試合にいくまえの選手の意気込みと現実を突きつけられて絶望してファンに申し訳ないという気持ちがマッチして、これほど突き刺さる曲になるとは思いませんでした。

謎なのはなんでこの曲が『コロンビア』というタイトルになったのかということ。歌詞まったく関係ねぇじゃん。

にしてもみなさま本当におつかれさまでした。4年後に向けて気持ち切り替えていきましょう。

Definitely Maybe (Remastered) (Deluxe)

Definitely Maybe (Remastered) (Deluxe)

ブコメにてこの「コロンビア」はアメリカだというご指摘をいただきました。そりゃそうだ、なんで頭になかったのか……どうもサッカーに引っ張られてしまったか……コロンブスのことを歌ったかもしれませんね。

*1:あ、そういえば2コードで作られてる『ソングバード』って曲があった