ブログと結婚について雑記。

いつも楽しく読ませてもらってるid:tsumiyamaさんのブログだが、このエントリがとてもおもしろかった。

「俺の邪悪なメモ」跡地

ぼくが罪山さんの『俺の邪悪なメモ』を知ったのは、『MW(ムウ)』の記事にトラバが来てからで、その前後の記事がとてもおもしろかったのでアンテナに登録して読ませてもらっている。まだブログを書いて半年も経ってないというのに、えげつないアクセス数を稼いでいる人気ブログで、3年半ブログを書いても今ひとつパッとしないぼくとは雲泥の差である。ただ、罪山さんもエントリで書かれていたが、ぼくが好きな作家やミュージシャンなどがそうであるように、「たくさんアクセスされるエントリが良いエントリとは限らないし、たくさんアクセスされるブログが良いブログとは限らない」わけで、ぼくも万人に好かれるブログを書いてるとは思ってないし、今はあまり注目されるのも怖いので、今のアクセス数が自分に合ってると思う。

ぼくがブログを始めたのは、友人同士で送ってた交換メールがきっかけだ。

当時毎日のようにつるんでいた四人組の一人が福島の大学へ行くことになった。そしたら、ぼくの知らない間に、福島に行った友人と、もう一人の友人が毎日メールで日記を送り合うという作業をしていた。なんとなくそれを読ませてもらったのだが、その時の衝撃をいまだに覚えている。今じゃ、写メやデコメが発達してるが、大量の文章を送れて、フォントから、文字の大きさ、色まで変えれて、写真まで貼付けられるメールというツールは当時のぼくにはショックであった。これを手紙でやるとなると、送料から日数までかかるし、電話なら時間も金もかかるが、メールなら無料で、日数もかからない。この事にも心底驚いてしまった。ぼくとインターネットの出会いはずばりメールからであった。

それよりも文字だけでやりとりして、自分がそこに参加してないのに、楽しいと思えることにも驚いた。仲間に加えてもらいたかったが、パソコンを持ってなかったぼくは携帯から参加するという荒技に出た。当時はFOMAが高かったのだが、躊躇なくそれに変えて、携帯から大量の文字を送るという日々を過ごした。

パソコンが手の届く値段になってきて、パソコンを購入してからは、タイピングの練習も兼ねてとにかく、メールを送りまくった。近況報告だったそのメールは、ぼくの思想を含んだものになり、観た映画の話題や音楽の話になっていった。その近況報告メールはやがて福島だけでなく、東京、仙台、埼玉などに増えていき、人数も20人近くになった。ブログもそれくらいから流行り始めたので、ここまで送る人数が増えたらブログでいいだろとブログになった。

最初はライブドアブログでメールの延長線上のつもりで書いていた。コンセプトは毎日更新。当時付き合っていた彼女の事も友人の事も仕事の事もすべてさらけ出して書いていたのだが、そのブログが超が付くほど有名な掲示板にに貼られるという自体をまねいてしまった。アクセス数に変化は無かったのが不幸中の幸いだったが、その時に不特定多数にさらされてるんだというネットの怖さを初めて知った。リアルな友人に迷惑をかけるかもしれなかったので、ちょっと興味があったはてなにプライベートなことをざっくりと削ったブログを作った。はてなに投稿してからも日記形式だったが、毎日ダラダラと生活のことを書くんだったら、一つのネタにしぼって、記事にした方がいいと思い、生活の部分もカットして、今に至る。

『くりごはんが嫌い』というタイトルは見た目とインパクトだけ。好きなものをもじってみたりするブログは多いが、嫌いなものをメインに打ち出したタイトルはそうなかったので、あえて嫌いなものをタイトルにした。katokitiというハンドルネームもそうだが(katokitiがダメだったので、Zを付けて、katokitizになってる)、ゲームの主人公の名前を決める時も、好きなキャラクターから名前を取ると、絶対にプレイしてる途中で後悔する。それならば、最初からまったく思い入れのない名前の方が良いというぼくの勝手な考えから、ホントにパッと思いついたものを付けた。別にカトキチの冷凍食品に思い入れがあるわけでもない。

ぼくはブログをやり始めて、悪かったことはそこまでなく、むしろやっててよかったと思えることの方が多い。だからいまだにやめないんだと思うが、当時付き合っていた彼女と毎日会ってたりしても、毎日ブログを更新していたくらいで、むしろブログを書くのに夢中でキレられたこともあった(だから罪山さんも気をつけて欲しい)。

ぼくは結婚もしていないし、当然子供もいないので、結婚生活を送ってる人の時間のサイクルというのがイマイチ分からない。ただ、結婚して子供が居る友人たちが口を揃えて言うのは自分の時間が思うように取れないということだ。休みの日にゲームをしていても、奥さんに「いつも私が子供の世話してるんだから、休みくらい、あんたが世話してよね!」とか言われてしまうそうなのである。

ここで気になったのは、結婚して、子供がいる人はいつブログを書き、更新しているのか?ということ。まだ罪山さんはご家族にブログをやってるのを内緒にしているようだが、ぼくなんかはブログが原因で離婚なんてことになりかねないので、今から参考に聞いておきたいとも思ったのだった。離婚したら、離婚したで、ネタになりそうと考えてしまうじぶんも怖いが……あういぇ。

あと、基本的に記事を書いてる時は7割くらい酒入ってます。だから誤字脱字も多いのが特徴。その辺もブログならではですよね…と甘えてみる。